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遥かなる地で〜イタリアで活躍する日本人〜
ピアノとの出会い、そして舞台はイタリアへ ピアニスト吉川の『プロフェッショナル』とは 吉川の想いとメッセージ
TAKAHIRO YOSHIKAWA
Vol.3 ピアニスト 吉川隆弘(よしかわ・たかひろ)
1973年兵庫県西宮生まれ。大社小学校・大社中学校・県立甲山高校卒。
1999年東京藝術大学大学院修士課程を終了。同年イタリアへと渡伊する。
現在までに清水英子、堀江孝子、辛島輝治の各氏に師事。
イタリアでは、アルフレッド・コルトーやアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟のアニタ・ポリーニ女史に師事する傍ら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいてスカラ座フィルハーモニーの首席奏者たちから室内楽を学ぶ。
現在はミラノを拠点として、ヨーロッパ・アメリカ・日本などにおいてソロや室内楽で活躍中。
2001年12月カミッロ・トーニ国際ピアノコンクール2位(1位なし)
2002年7月シューベルト国際音楽コンクール優勝/2003年2月グロッセート国際室内楽コンクール優勝/同年5月ポール・ハリス国際ピアノコンクール優勝

Takahiro Yoshikawaオフィシャルサイト www.takahiroyoshikawa.com
ピアノとの出会い、そして舞台はイタリアへ
吉川はピアノの魅力をこう語る。
—『自分が好きなものをなぜ好きか説明するのは照れくさいですね。
僕の表現の手段であって、目的でもあるところの調和かな・・・って分かりづらいですよね。
ピアノは他の楽器よりも複雑で、音が出るまでのプロセスが長く、かなり機械的ですが、指から音が出るような感覚が得られた時に本当に魅力的な楽器だなと感じるんです』—

そんな吉川がピアノの道へと進むことは運命だったのかも知れない。
両親が声楽家という吉川は、物心がついた頃にはすぐ傍に「音楽」というものがあった。
本人の弁では、勉強というより遊学といった感じであまり真面目な学生ではなかったと話す彼だが、音楽に関してはいつも全力で向き合ってきた。

東京藝術大学の大学院に通う頃、本格的にピアノの道を歩むため留学を考え、模索していた日々に大きな転機が訪れる。
それはイタリアとの出会いだった。
声楽の友人からミラノ・ヴェルディ音楽院の教授をしていたアニタ・ポッリーニの話を聞いた彼は、彼女のレッスンを受けた。
そこからの彼の行動は実に早い。

アニタのレッスンに非常に感銘を受けた吉川は、迷うことなく彼女の下で勉強する為に1999年にイタリアはミラノへと渡ったのだ。
その後は日々練習に励み、やがてソロの勉強だけでなく室内楽も学びたいとの強い思いから、ミラノ・スカラ座アカデミーのオーケストラコースに入学する。
そしてスカラ座という大きな舞台で演奏する機会を得ることになる。
ピアニスト吉川 隆弘
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